入滅(喰霊小ネタ)
こんにちは。
『男のララバイ』聞いてたら変な電波受信した辻斬りです。
昨夜のチャット楽しかったー。
というわけで本日も喰霊ネタです。
絶チルも並行作業でひっそり書いてるけど上がるのが早いのは何故かこっち。
10話のネタは何パターンもこうだったらいいなとかこういうのはどうかなとか考えて頭の中で今も生まれては消え状態なので、平行する世界観で幾つも出てくるかと思われますよ。
今回は多分一番救いの無いパターンかな?と。
何か噂によるとキャラソンも出るらしいし、皆もっと喰霊を見ると良いよ。
アレは百合だと言われてますが女性向けでもあるんだぜ。
+++++++++++++++++++++++++
入滅
沈んでは浮かぶ意識が空間を認識するたび
目にしているのは薄暗い通路のような場所
此処はどこなのだろう
どうして此処に居るのだろう
今はいつなのだろう
俺は
誰なのだろう
思い出せる記憶は限られていて
泣き叫ぶ声
悲鳴
痛み
恐怖
自分に突き刺さる憎しみと懺悔
それぞれが誰の感覚で感情で
どんな意味を持っていたのかすらおぼろげで
わからないままに
また意識が沈んでいく
俺は何故
此処に居るのだろう
また浮かんで来た意識の中
何度目かの思案
一つ新しい事を思い出した
背中だ
誰かの背中
誰だろうか
はじめから覚えている感覚のどれにも
似つかわしくない背中
誰だったのだろう
思い出せない
嫌な記憶ばかりの中で
その背中だけ違う
幾ら思い出そうとしても
それ以上何も出てこなかった
自分の名前も
この場所の意味も
記憶の理由も
何も思い出せなかった
誰かの背中は
振り向かないまま記憶の中にある
何故触れられないのか
悩んだまま意識が沈む
あんたは
誰なんだ?
また薄暗い場所にいる
記憶がどんどん薄らいでいく
痛みも
恐怖も
覚えていたはずの悲鳴も
靄がかかっていく
このまま全部消えてしまうのだろうか
嫌な記憶も
あの背中も
それは嫌だと思った
忘れたくない
意識する
忘れないように意識する
嫌な記憶よりも
思い出せない自分よりも
唯一つ
嫌な記憶じゃなかった
あの背中を意識する
それでも
どんどん輪郭がぼやけていく
思い出せなくなる
嫌だ
嫌だ
いやだ
いやだ
いやだ
忘れたくない
きえないで
まだ俺ハ
あんたを覚エテ いタい
クらい
なニも見えナイ
ドコだろウ
ぼんやり
カゲ?
・・・影?
ダレだったろうか
ヲもいダさなきゃ
どヲシて?
おもイダスってナニ?
いヤだ
キエタク ナい
キエナイDe
「―――――、―――」
naニカ聞コellll
キコエル
聞こえる
あの背中だ
あのひとだ
あの人が呼んでるんだ
行かなきゃ
いけない
あっちだ
早く行こう
待って
待ってて
俺はすぐに追いつくから
もうすぐ
追いつくから
眩しい光が目を刺して
背中がこちらを振り向くのが見えた
終
+++++++++++++++++++++++++
≪言い訳≫
コレの作業用BGMが『白石みのるの男のララバイ』だって言っても信じてもらえない可能性、大。
桜庭一騎の死後の世界のパターンの一つ。
一番救いようの無い終わりを考えてみたらこうなった。
2009年1月24日・辻斬りマリィ
『男のララバイ』聞いてたら変な電波受信した辻斬りです。
昨夜のチャット楽しかったー。
というわけで本日も喰霊ネタです。
絶チルも並行作業でひっそり書いてるけど上がるのが早いのは何故かこっち。
10話のネタは何パターンもこうだったらいいなとかこういうのはどうかなとか考えて頭の中で今も生まれては消え状態なので、平行する世界観で幾つも出てくるかと思われますよ。
今回は多分一番救いの無いパターンかな?と。
何か噂によるとキャラソンも出るらしいし、皆もっと喰霊を見ると良いよ。
アレは百合だと言われてますが女性向けでもあるんだぜ。
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入滅
沈んでは浮かぶ意識が空間を認識するたび
目にしているのは薄暗い通路のような場所
此処はどこなのだろう
どうして此処に居るのだろう
今はいつなのだろう
俺は
誰なのだろう
思い出せる記憶は限られていて
泣き叫ぶ声
悲鳴
痛み
恐怖
自分に突き刺さる憎しみと懺悔
それぞれが誰の感覚で感情で
どんな意味を持っていたのかすらおぼろげで
わからないままに
また意識が沈んでいく
俺は何故
此処に居るのだろう
また浮かんで来た意識の中
何度目かの思案
一つ新しい事を思い出した
背中だ
誰かの背中
誰だろうか
はじめから覚えている感覚のどれにも
似つかわしくない背中
誰だったのだろう
思い出せない
嫌な記憶ばかりの中で
その背中だけ違う
幾ら思い出そうとしても
それ以上何も出てこなかった
自分の名前も
この場所の意味も
記憶の理由も
何も思い出せなかった
誰かの背中は
振り向かないまま記憶の中にある
何故触れられないのか
悩んだまま意識が沈む
あんたは
誰なんだ?
また薄暗い場所にいる
記憶がどんどん薄らいでいく
痛みも
恐怖も
覚えていたはずの悲鳴も
靄がかかっていく
このまま全部消えてしまうのだろうか
嫌な記憶も
あの背中も
それは嫌だと思った
忘れたくない
意識する
忘れないように意識する
嫌な記憶よりも
思い出せない自分よりも
唯一つ
嫌な記憶じゃなかった
あの背中を意識する
それでも
どんどん輪郭がぼやけていく
思い出せなくなる
嫌だ
嫌だ
いやだ
いやだ
いやだ
忘れたくない
きえないで
まだ俺ハ
あんたを覚エテ いタい
クらい
なニも見えナイ
ドコだろウ
ぼんやり
カゲ?
・・・影?
ダレだったろうか
ヲもいダさなきゃ
どヲシて?
おもイダスってナニ?
いヤだ
キエタク ナい
キエナイDe
「―――――、―――」
naニカ聞コellll
キコエル
聞こえる
あの背中だ
あのひとだ
あの人が呼んでるんだ
行かなきゃ
いけない
あっちだ
早く行こう
待って
待ってて
俺はすぐに追いつくから
もうすぐ
追いつくから
眩しい光が目を刺して
背中がこちらを振り向くのが見えた
終
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≪言い訳≫
コレの作業用BGMが『白石みのるの男のララバイ』だって言っても信じてもらえない可能性、大。
桜庭一騎の死後の世界のパターンの一つ。
一番救いようの無い終わりを考えてみたらこうなった。
2009年1月24日・辻斬りマリィ
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